今日は、私も飼っているエビの紹介です。
水槽内のコケを取るためにしばしば導入されるエビや貝類、そんな脇役的な扱いから一気に水槽の主役になるほどに鑑賞性の高めたエビが今回紹介するレッドビーシュリンプです。
この体長2cmほどの紅白のエビは、原種は中国(香港近郊)でありながら、誕生したのは日本という珍しい生い立ちの生き物です。
元々は白と黒がうっすらと入るビーシュリンプと呼ばれるエビでしたが、日本で飼育されていた個体の中で、本来黒色の部分に赤い色素を持った突然変異の個体が出現し、飼い主だった鈴木氏が心血を注ぎ品種として固定化に成功し、ここから世界の鑑賞用エビの養殖と品種改良が加速していきました。
今では通販やホームセンターでも手に入るレッドビーシュリンプですが、初期には百万円近い価格で取引されたこともあるそうです。
レッドビーが誕生して20年以上が経った今でも、日本各地のシュリンプ専門店やブリーダーによって、様々な品種が生み出され、ヤフオクのレッドビーシュリンプカテゴリでは多くの売買が行われていることから、今後も根強い人気が一部のマニアたちの間で続いていくのだろうと思います。
ただいまが
寂しく響く
水槽に
日の丸色の
美しのエビ